作業環境測定とは?
作業環境測定とは、労働安全衛生法に基づき、作業環境の実態を把握するために空気環境その他の作業環境について行うデザイン、サンプリング及び分析(解析を含む)のことを言います。
作業環境とは、労働者が作業を行う場所の環境のことを指します。具体的には、空気環境、騒音環境、光環境、熱環境、放射線環境などがあります。
作業環境測定の目的は、作業環境中の有害な因子が労働者の健康に悪影響を及ぼしていないかを確認することです。
有害な因子には、粉じん、化学物質、騒音、熱、放射線などがあります。
作業環境測定の結果に基づいて、必要に応じて作業環境を改善するための措置を講じる必要があります。
作業環境測定は、労働安全衛生法施行令第21条で定められています。
作業環境測定は、作業環境測定士が行う必要があります。
作業環境測定士とは、厚生労働大臣又は都道府県労働局長に登録された者です。
作業環境測定の種類と測定項目
作業環境測定の種類と測定項目は、労働安全衛生法施行令第21条で定められています。
主な測定項目は以下のとおりです。
- 粉じん等の濃度、粉じん中の遊離けい酸の含有率
- 気温・湿度等
- 等価騒音レベル
- 炭酸ガス濃度・気温
- 一酸化炭素含有率、炭酸ガス含有率、室温・外気温、相対湿度
- 外部放射線(中性子線・ガンマ線・エックス線)による線量当量率、線量当量及び空気中の放射性物質の濃度
- 空気中の放射性物質(粒子状・ガス状)の濃度
- 別表第一に掲げられた物質の種類ごとに定められた方法により行う、空気中の特定化学物質等の濃度
- 空気中の鉛の濃度
- 酸素の濃度、硫化水素の濃度
- 別表第二に掲げられた物質の種類ごとに定められた方法により行う、空気中の有機溶剤の濃度
作業環境測定の時期
作業環境測定は、定期的に行う必要があります。
定期とは、原則として1年に1回です。
ただし、以下の場合は、1年に2回以上**行う必要があります。
- 新しい設備、原材料、生産方式、作業方法等を導入した場合
- 労働者の健康診断結果等から、作業環境の実態が変化したと思われる場合
- 危険・有害な場所への立ち入り禁止等危険防止措置の必要性を決めるための測定を行う場合
- 局所排気装置の性能を点検するために行うフード周辺の気中濃度や風速の測定等を行う場合
作業環境測定の費用
作業環境測定の費用は、測定項目や測定回数などによって異なります。
一般的には、1回あたり数万円から数十万円程度です。
作業環境測定を行う場合は、厚生労働大臣又は都道府県労働局長に登録された作業環境測定機関に依頼することができます。
作業環境測定は、労働者の健康を守るために重要なものです。
事業主は、作業環境測定を定期的に実施し、作業環境を改善するための措置を講じる必要があります。


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